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すいパラ~ジャズスタンダード編
総合難易度(レベル)
編曲者 | 前田 憲男(マエダ ノリオ) |
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作曲者 | Chuck Mangione |
楽曲解説 | ジャズ畑で活躍するフリューゲルホーン奏者(元トランペッター)チャック・マンジョーネの代表曲(1978年)。オスカー・ルイス著のドキュメント問題作「サンチェスの子供達」(1961年)をベースに作成された同名映画のために書き下ろした楽曲で、グラミー賞受賞作品でもあります。チャック・マンジョーネは、いわゆるフュージョン音楽を広めた立役者でもあり、「フィールス・ソー・グッド」(1978年4位)、「ギヴ・イット・オール・ユー・ガット」(1980年18位)といった大ヒット・シングルを放っていました。 |
総合難易度(レベル) | |
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TP最高音 | D |
ソロ | 1st Trumpet in B♭(難易度: ) 1st Alto Saxophone in E♭ (難易度: ) 1st & 2nd Flutes(難易度: ) |
鍵盤打楽器 | Marimba(Vibraphone)※( )内の楽器は省略可 |
使用パーカッション | Shaker、 Suspended Cymbal& Wind Chime、 Triangle 、 Claves、tamborim |
構成 | Piccolo×1、1st & 2nd Flutes×2、Oboe×1、1st & 2nd &3rd Clarinets in B♭×3、 Bass Clarinet in B♭×1、1st Alto Saxophone in E♭×1、2nd Alto Saxophone in E♭×1、 1st Tenor Saxophone in B♭×1、2nd Tenor Saxophone in B♭×1、Baritone Saxophone in E♭×1、 1st Trumpet in B♭×1、2nd Trumpet in B♭×1、3rd Trumpet in B♭×1、4th Trumpet in B♭×1、 1st & 2nd Horns in F×2、3rd & 4th Horns in F×2、1st Trombone×1、2nd Trombone×1、 3rd Trombone×1、4th Trombone×1、Euphonium×1、Tuba in C×1 、Piano×1、 Electric Bass×1、 Drums×1、Latin Percussion×5、Chromatic Percussion ×1 |
演奏にあたって [アレンジャーより] |
哀愁を帯びたメロディがとても大事。ソロは歌心を大切に演奏してください。 歯切れの良さを求める編曲をしてありますので、8分16分音符とも正確に発音して、ズレていかないように心掛けましょう。優しさと激しさの双方が表現できたら良いと思います。 (前田 憲男) |
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リズムセクションの ポイント [プロデューサーより] |
原曲のイメージをそのままに編曲しており、中間部分の(子供たちが昇華して行く様を描いたと一説では言われている)メローなメロディーが再現されています。重厚的&感動的に演奏してください。 マスターリズムは、サンバとマーチング。TbのリフとSD(スネア)は同じリズムに乗っているので、ブレイクしないように気をつけましょう。イントロはSD(スネア)だけなので正確に演奏しましょう。リズム隊として、メロディーを邪魔しないように、リズムを刻むことを心がけてください。 (奥田英人) |
アレンジャープロフィール
前田憲男(まえだのりお)
幼少の頃より父親から読譜を学び、以後、独学でピアノを習得。高校卒業と同時に関西のライヴでプロ入りをする。1955年に上京。沢田俊吾とダブルビーツを経て、1957年から名門ウエストライナーズに在籍する。 この頃からピアニストとしての評価は大変なものであったが、徐々にアレンジャーとしての才能を発揮し、国内のジャズ、ポピュラー・シンガーのステージ、レ コーディング、TV番組等の幅広い分野で活躍する。1975年からNTV番組にレギュラー出演し、大橋巨泉とユニークなトークを展開、人気を博す。1977年からTBS「サウンドインS」の音楽監督を始めとし、テレビ東京「ポップス倶楽部」、フジTV「ミュージックフェア」、NHK「ザッツ・ミュージック」、テレビ朝日「題名のない音楽会」等の音楽を担当し、今日に至るまで第一線で活躍中である。1980年、日本最高のジャズメンを集めたウインドブレイカーズを結成。このビッグコンボは、結成来不動のメンバーで、今年22周年を迎え、そのライヴ・スポットでの人気は、22年連続超満員の記録を、目下更新中である。1981年、東京音楽祭「最優秀編曲賞」受賞。1983年、レコード大賞「最優秀編曲賞」受賞。ジャズ界の最高位に価する「南里文雄賞」受賞。この22年間のあいだ、ジャズ専門誌スイングジャーナルの編曲部門でポール・ウィナーに選ばれ、その高度な音楽理論に裏打ちされた作品・編曲をわが国が 世界に誇れる、最高峰のミュージシャンである。 近年は、多岐にわたる編曲活動の傍ら、その間隙をぬって上記のウインドブレイカーズ、自己のトリオ、前田憲男・羽田健太郎・佐藤允彦の三人による「トリプ ルピアノ」等の演奏活動の他、Bunkamuraオーチャードホールにて、1989年より1999年まで毎年、東京フィルハーモニーオーケストラを指揮す る「TOPS」として独自のシンフォニック・ポップスコンサートを展開し、内外の高い評価を得た。